Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社の2023年度第3四半期の決算報告がきました。売上高は1,365億87百万円と前年同期比10.0%増と好調な業績を示しています。会社の主力事業である医薬品、化粧品、雑貨、食品などの小売業が堅調に推移したことが主な原因です。また、経常利益も66億88百万円と大幅な増益となっており、業績は順調に推移していると言えます。今後も新店舗の出店と既存店の活性化を進め、さらなる業績向上が期待できそうですね。
企業情報
企業名: Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社
証券コード: E33416
決算期: 6月20日
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社の決算日は6月20日です。第3四半期決算は2024年3月20日で、通期決算は2024年6月20日に行われる予定です。
主な事業
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社は、主に医薬品、化粧品、雑貨、食品などの小売業を行っています。全国に424店舗(2024年3月20日時点)を展開しており、主力商品である生鮮食品やディスカウント商品の品ぞろえを強化し、「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに地域に密着した事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は？
2023年度第3四半期の連結業績は、売上高1,365億87百万円、経常利益66億88百万円と非常に良好な結果となっています。売上高は前年同期比10.0%増、経常利益は32.5%増と、コロナ禍からの回復基調が続いています。経常利益率は4.9%と高い水準を維持しており、収益性も高い企業といえます。
売上・利益の推移
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓの売上高は過去3年間において増加傾向にあり、前年同期比10.0%増の1,365億87百万円になりました。経常利益も66億88百万円と大幅な増益となっています。コロナの影響を受けつつも、生活必需品の販売が好調に推移したことが業績向上の要因と考えられます。
四半期連結貸借対照表について
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓの2024年3月20日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は1,084億63百万円となっています。負債合計は636億63百万円で、自己資本比率は41.2%と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、有形固定資産が672億16百万円と全体の62.0%を占めています。また、流動資産も347億82百万円と一定の水準を維持しており、資産面では堅調な状況にあると言えます。
負債の部
負債の部では、買掛金が216億34百万円、長期借入金が236億84百万円となっています。有利子負債は全体の59.1%を占めていますが、自己資本比率が高いことから財務の健全性は確保されています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が379億93百万円と増加しており、純資産合計は447億99百万円となっています。自己資本比率が41.2%と高水準を維持しているため、財務基盤は安定しています。
ROAとROE
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓのROAは前期3.8%から当期4.1%に上昇し、ROEも前期4.7%から当期5.0%に上がってきています。これは、主力の小売事業が堅調に推移し、売上高、経常利益が増加したことが主な要因です。効率的な経営が行われており、収益性と資本効率性が向上傾向にあります。
キャッシュフロー
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓのキャッシュフローは、営業活動から71億24百万円のキャッシュを生み出しています。一方で、設備投資などの投資活動に28億66百万円、借入金の返済などの財務活動に25億88百万円を使用しており、全体としては現金及び現金同等物が6億85百万円増加しています。財務基盤が安定しており、キャッシュフローは良好な水準を維持できています。
配当の支払額
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓは、2023年9月と2024年1月に１株当たり12.50円の中間配当と期末配当を行う予定です。これにより、年間配当金は1株当たり25円となります。企業の業績が順調に推移している中、安定的な配当を継続しています。
今後の展望
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓは、生活必需品の品揃えを強化し「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに事業展開しています。今後も新店舗の出店と既存店の活性化を進め、さらなる事業拡大と収益力の向上を目指していく方針です。また、2024年6月には株式分割を行い、投資家層の拡大と株式の流動性向上にも取り組んでいきます。Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓの業績は今後も好調に推移すると期待できそうです。
編集部のまとめ
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社は、生活必需品を中心とした小売事業で好調な業績を残しています。売上高、経常利益ともに前年同期比で大幅な増加となり、ROAやROEも改善傾向にあります。今後も新店舗出店や既存店舗の活性化に注力し、さらなる成長を目指していきます。また、株式分割による投資家層の拡大にも取り組む予定で、Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓの株式には注目が集まりそうです。
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
Ｇｅｎｋｙ ＤｒｕｇＳｔｏｒｅｓ株式会社の決算日は6月20日で、第3四半期決算は2024年3月20日に行われています。また、年間配当金は1株当たり25円と安定的な配当を継続しています。今後も小売事業の拡大と財務体質の強化により、株主還元の向上が期待できる企業といえるでしょう。
