証券コード3358は、かつて「ワイエスフード」として知られていたラーメン店運営グループの株式投資コードです。現在は社名変更を経て「トレイルヘッドグローバルホールディングス」として東京証券取引所に上場を続けています。この記事では、投資家目線で押さえておきたい社名変更の背景、事業内容、株価の動き、直近の業績、そして今後の見通しを整理しました。
- 証券コード3358は社名変更済みで、現在は「トレイルヘッドグローバルホールディングス」として取引されている
- 主力事業はラーメン店の直営・フランチャイズ展開で、厨房機器販売や不動産賃貸なども手がける
- 2026年3月期は増収となったが、経常利益は会社計画を下回る結果だった
- 株価は2026年3月に高値をつけた後、6月にかけて下落し、直近は安値圏でもみ合う展開
- 2027年3月期は増益計画を掲げており、11月の中間決算発表が次の注目ポイント
ワイエスフードからの社名変更について
証券コード3358の会社は、2005年2月に株式を上場した飲食店グループの持株会社です。もともと「ワイエスフード株式会社」という社名で知られており、ラーメン店の運営やフランチャイズ本部としての事業を長く続けてきました。現在はグループ再編を経て、持株会社としての社名を「トレイルヘッドグローバルホールディングス」に変更しています。
証券コードで検索すると旧社名の情報と新社名の情報が混在して出てくることがあります。投資判断をする際は、必ず最新の社名・証券コード3358で開示情報を確認することが大切です。
社名変更にあわせて、海外の飲食関連企業の株式取得を進めるなど、グループとしての事業領域を広げる動きも見られます。こうした再編は、既存のラーメン事業の収益基盤に加えて、新たな収益源を育てる狙いがあると評価されています。
事業内容を整理する
同社グループの収益の中心は、ラーメン店の直営店舗運営と、フランチャイズ加盟店からの収入です。国内外で100店舗を超える規模を運営しており、海外展開にも力を入れている点が特徴として挙げられています。
ラーメン事業に加えて、飲食店向けの厨房機器販売、不動産の賃貸事業、温泉施設の運営なども手がけており、外食単体に依存しない収益構造を目指していると評価されています。
外食業界は原材料コストや人件費の上昇といった課題を抱えやすい業態ですが、フランチャイズ収入や不動産賃貸といった比較的安定した収益源を併せ持つことは、投資家にとって業績の振れ幅を見極める際の参考材料になります。
株価の動き
直近の株価は80円台から90円台の範囲で推移しています。過去52週間では、2026年3月上旬に174.0円の高値をつけた後、6月下旬には82.0円まで値を下げる場面があり、年間を通じて値動きの大きい展開となりました。直近の終値は88円前後で、52週安値に近い水準で推移している状況です。
52週高値と安値の差が2倍以上あることからも分かるように、値動きの大きい銘柄です。短期的な値動きに振られやすい点は、投資判断の際に知っておきたい特徴といえます。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 株価(直近) | 88円前後 |
| 52週高値 | 174.0円 |
| 52週安値 | 82.0円 |
| 予想PER | 60倍台 |
| PBR(実績) | 1.5倍前後 |
| 予想配当利回り | 2%台 |
| 時価総額 | 約33億円 |
| 自己資本比率 | 66.5% |
※数値は2026年10月中旬時点の情報を基にしています。最新の数値は証券会社の取引サイト等でご確認ください。
直近の業績をチェック
2026年3月期の通期業績は、売上高が約18億2,600万円となり、前の期から約25%の増収を記録しました。一方で、営業利益は1,100万円、経常利益は8,200万円という結果で、経常利益については会社が当初示していた計画(1億4,600万円)を下回る水準にとどまりました。純利益は6,400万円で、増収ながら利益面では計画とのギャップが見られる決算となっています。
既存店の売上が伸びたことに加え、グループ再編による事業領域の広がりが増収要因として評価されています。一方で、コスト増加が利益の伸びを抑える要因になったとみられます。
2027年3月期の第1四半期(2026年4〜6月期)については、売上高が7億円規模となり、営業利益・純利益ともに前の期を上回るペースで推移しているとされています。通期に向けては、経常利益を1億1,100万円とし、前期比で35%超の増益を見込む計画が示されています。
次回の決算発表は2026年11月13日に中間決算が予定されています。通期計画に対する進捗率がどの程度になっているかは、株価の方向性を見極める上で重要な材料になりそうです。
投資家が注目すべきポイント
外食関連株は、原材料価格や人件費といった外部環境の影響を受けやすい一方、フランチャイズ収入や不動産賃貸のような安定収益を併せ持つ企業は、下支え要因を持ちやすいと評価されています。同社についても、ラーメン事業の店舗数拡大や海外展開の進捗、そしてグループ再編によるシナジーがどの程度業績に反映されるかが、中長期の評価を左右するポイントになりそうです。
- 通期の経常利益計画(1億1,100万円)に対する進捗状況
- 国内外の店舗数・出店ペースの推移
- グループ再編による新規事業の収益への貢献度
- 配当利回りや株主還元方針の変化
株価は52週安値に近い水準にあるため、業績の改善が確認できれば見直しの動きが出やすい一方、計画未達が続く場合はさらに軟調な展開も想定されます。短期的な値動きだけでなく、四半期ごとの進捗を確認しながら判断する姿勢が重要といえるでしょう。
外食業界全体に共通する人手不足や原材料コストの上昇に加え、海外事業の展開スピードが計画通りに進むかどうかも、業績を見極める上での注意点として挙げられます。
まとめ
証券コード3358は、旧ワイエスフードから社名変更を経て、ラーメン事業を中核に据えつつ厨房機器販売や不動産賃貸、海外展開など事業の幅を広げているグループです。2026年3月期は増収となったものの経常利益は会社計画を下回り、株価も年間の高値から大きく値を下げた経緯があります。一方で2027年3月期は増益計画を掲げており、11月の中間決算で進捗を確認することが当面の注目点になります。業績の回復度合いと株価の動きを合わせて確認しながら、中長期的な視点で状況を見ていくことが大切です。
ワイエスフード株(3358)の業績と株価動向をチェックをまとめました
かつてワイエスフードと呼ばれていた証券コード3358は、現在社名を変えてラーメン事業を中心とした多角的な事業展開を進めています。株価は52週安値に近い水準で推移していますが、通期の増益計画や11月の中間決算の進捗次第で評価が変わる可能性があります。事業内容・業績・株価の3つの視点から継続的に情報を確認していくことをおすすめします。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、金融アドバイスではありません。個別のケースについては専門家にご相談ください。




















