住友精化株式会社の第111期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

[住友精化株式会社の決算が発表されました。同社は化学製品の製造・販売を主に手がける企業で、吸水性樹脂や機能性素材など幅広い製品を手がけています。今回の決算では、売上高や利益が前年同期比で減少したものの、全体としては堅調な結果となりました。以下、同社の決算内容をわかりやすくお伝えしていきます。]

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企業情報

企業名: 住友精化株式会社
証券コード: 40080
決算期: 2023年3月期

住友精化株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

決算期は3月期で、決算日は3月31日です。四半期報告書は第1四半期が6月、第2四半期が9月、第3四半期が12月、通期決算が翌年6月に公表されます。

主な事業

住友精化株式会社は、化学製品の製造・販売を主な事業としています。特に吸水性樹脂機能性素材の製造・販売に強みを持っています。吸水性樹脂は紙おむつなどに使用され、機能性素材はエレクトロニクス分野や医薬品分野などで活用されています。同社は国内外の生産拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

今期の連結売上高は1,072億円と前年同期比で1.4%減少しました。一方で、営業利益は63億円と36.3%減少しています。この背景には、原燃料価格の上昇に伴う販売価格低下や固定費の増加などが影響しています。ただし、経常利益は69億円と31.7%減少にとどまり、親会社株主に帰属する四半期純利益も43億円と44.8%減少しました。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、売上高は1,080億円前後で推移しています。一方で、営業利益は60億円前後と比較的安定的に推移しています。ただし、経常利益と当期純利益は年度によってばらつきがあり、2023年3月期は前年同期比で30%以上の減少となりました。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は1,332億円となっています。前期末比で65億円増加しており、現金・預金や売掛債権の増加が主な要因です。一方、負債は427億円で、前期末比27億円の増加となっています。買掛金や借入金の増加が主因です。純資産は904億円で、前期末比38億円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、流動資産が891億円と前期末比40億円増加しています。うち現金・預金は261億円と大幅に増加しています。一方で、固定資産は441億円と前期末比25億円増加しています。有形固定資産の増加が主な要因です。

負債の部

負債の部では、流動負債が408億円と前期末比24億円増加しています。買掛金や短期借入金の増加が主な要因です。一方で、固定負債は19億円と前期末比3億円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、株主資本が800億円と前期末比11億円増加しています。利益剰余金の増加が主な要因です。また、その他の包括利益累計額が104億円と前期末比18億円増加しています。為替換算調整勘定の増加が主な要因です。

ROAとROE

2023年12月期のROA(総資産経常利益率)は5.2%ROE(自己資本当期純利益率)は4.9%となっています。前年同期と比較すると、ROAは1.7ポイント、ROEは2.3ポイント低下しました。これは、経常利益や当期純利益が減少したことが主な要因です。ただし、同業他社と比べると依然として高い水準にあります。

キャッシュフロー

2023年12月期のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは89億円の収入超となっています。一方で、投資活動によるキャッシュフローは39億円の支出超となっています。有形固定資産の取得などが主な要因です。また、財務活動によるキャッシュフローは20億円の収入超となっています。借入金の増加などが寄与しています。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は251億円となっています。

配当の支払額

住友精化株式会社は、株主への利益還元として、年2回の配当を実施しています。2023年3月期の年間配当金は1株当たり200円でした。また、2024年3月期も年間配当200円(中間配当100円、期末配当100円)を予定しています。株主還元に積極的な企業といえます。

今後の展望

住友精化株式会社は、引き続き吸水性樹脂や機能性素材などの主力事業を中心に事業展開を行っていく方針です。海外展開の強化や新製品の開発にも注力しており、中長期的な成長に期待が寄せられています。また、ESG経営にも力を入れており、サステナビリティ経営の推進にも取り組んでいます。今後の業績動向には注目が集まっていると言えでしょう。

編集部のまとめ

住友精化株式会社は、主力事業の吸水性樹脂や機能性素材を中心に安定した業績を収めている化学メーカーです。今期は原燃料価格の上昇などの影響で減益となったものの、経常利益や当期純利益は健闘しています。また、財務体質も健全で、株主還元にも積極的な企業です。今後も主力事業の強化や新製品の開発などに注力し、持続的な成長を目指していくと期待されます。

住友精化株式会社の決算日や配当についてまとめました。

同社の決算日は3月31日で、年2回の配当(中間配当100円、期末配当100円)を実施しています。2023年3月期の年間配当は1株当たり200円でしたが、2024年3月期も同額の年間配当200円を予定しています。株主への利益還元に積極的な企業であることがわかります。

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