▶ 株主優待を業種別にまとめてチェック|おすすめ一覧と選び方
アトムの株主優待とは
株式会社アトム(証券コード7412、東証スタンダード・名証メイン)は、コロワイドグループに属する外食企業です。「ステーキ宮」「にぎりの徳兵衛」「海へ」「寧々家」「カルビ大将」など、地域に根ざしたレストランや居酒屋を幅広く運営しています。
アトムの株主優待は、保有株数に応じて「株主優待ポイント」がもらえる制度です。ポイントは1ポイント=1円相当として、アトムの店舗だけでなくコロワイドグループやかっぱ寿司の対象店舗でも飲食代金の支払いに使えます。金券ではなくカード式のポイントなので、財布に1枚入れておけば外食のたびに少しずつ使える手軽さが魅力です。
なお、2026年6月12日に優待制度の変更が発表されており、2026年9月末基準日分からポイント数が見直されます。この記事では変更後の内容もあわせて整理します。
優待の具体的な内容
権利確定月は3月末と9月末の年2回。3月末基準分は6月に、9月末基準分は12月にポイントが付与されます。2026年3月末基準分(2026年6月付与)までの内容は次のとおりです。
- 100株〜500株未満:各基準日1,000ポイント(年間2,000ポイント)
- 500株〜1,000株未満:各基準日5,000ポイント(年間10,000ポイント)
- 1,000株以上:各基準日10,000ポイント(年間20,000ポイント)
そして2026年9月末を基準日とする分(2026年12月付与分)からは、各区分のポイントが半分に変更されます。
- 100株〜500株未満:各基準日500ポイント(年間1,000ポイント)
- 500株〜1,000株未満:各基準日2,500ポイント(年間5,000ポイント)
- 1,000株以上:各基準日5,000ポイント(年間10,000ポイント)
これから株を買う場合、最初に受け取るのは変更後の水準になります。長期保有による優遇制度は設けられていません。ポイントは飲食利用のほか、全国各地の特選品との交換にも申し込めます。
優待ポイントが使える店舗
アトムの優待ポイントは、アトム運営店に加えてコロワイドグループ、カッパ・クリエイトの対象店舗で使えます。約40ブランドが対象で、主なところは次のとおりです。
- アトム運営:ステーキ宮、にぎりの徳兵衛、海へ、海鮮アトム、寧々家、カルビ大将、いろはにほへと、かつ時 など
- コロワイドグループ:甘太郎、ラパウザ、3・6・5酒場 など
- カッパ・クリエイト:かっぱ寿司(全店で利用可能)
一方で、同じコロワイドグループでも牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、土間土間、かまどかなどは対象外です。大戸屋も大戸屋ホールディングスの株主ポイント専用で、アトムのポイントは使えません。また対象ブランドでも一部使えない店舗があるため、来店前にコロワイドの店舗検索サイト「グルメサーチ」で確認しておくと安心です。
実際に優待を使ってみた体験
優待の流れを、実際の利用シーンに沿って見ていきます。まず権利確定後、初めての株主には「株主様ご優待カード」が郵送で届きます。見た目は普通のポイントカードで、紙の食事券の束ではありません。2回目以降は新しいカードは届かず、手元の同じカードにポイントが自動で積み増しされていく仕組みです。
使い方はとても簡単でした。たとえばステーキ宮でランチを食べた場合、会計時にレジでカードを出して「優待ポイントで支払います」と伝えるだけ。全額をポイントで払ってもいいですし、「1,000ポイントだけ使って残りは現金で」といった使い方もできます。1ポイント=1円として端数まで使えるので、金券のようにお釣りを気にする必要がありません。
かっぱ寿司でも同じ要領です。テーブル会計でもレジ精算でも、支払い時にカードを提示すればその場でポイントが引かれます。家族での食事代が優待でまるごと賄えると、ちょっとした満足感があります。
残高が気になったときは、カード裏面のIDで株主様専用サイトにログインするか、対応店舗の端末で照会できます。「あといくら残っているか」をアプリ感覚で確認できるのは、紙の優待券にはない便利さです。
活用のコツ
使ってみて感じた、ムダなく使い切るためのポイントをまとめます。
- クーポンや割引を先に適用し、残額にポイントを充当する順序にすると効率的
- 一会計で複数枚の優待カードのポイントを合算できるので、家族名義のカードはまとめて持参する
- 近くに対象店舗が少ない場合は、特選品交換(申込期間あり)を検討する
- 有効期限の直前に慌てないよう、残高を専用サイトでときどき確認しておく
ステーキ宮のランチやかっぱ寿司など、日常使いしやすい店が対象なので、「特別な日に一気に使う」より「普段の外食で少しずつ使う」ほうが期限切れの心配がありません。
優待の価値と利回り
アトムの株価は2026年6月末時点で373円前後。100株なら約3万7,000円で優待の権利が得られます。変更後の年間1,000ポイントで計算すると、優待利回りは概算で2.7%程度です。500株・1,000株の区分でも比率はほぼ同じ水準になります。
ただし、アトムは近年無配が続いており、配当と優待を合わせたトータルの還元は優待分のみです。2026年3月期は特別損失の計上もあって株価が大きく動いた経緯があるため、利回りの数字だけで判断せず、業績と株価の最新状況を証券会社のサイトなどで確認してから検討するのがおすすめです。
優待の取得方法
優待をもらう手順はシンプルです。
- 証券口座でアトム(7412)を100株以上購入する
- 権利確定日(3月末・9月末)の2営業日前にあたる「権利付き最終日」までに約定させる
- 3月末分は6月、9月末分は12月にポイントが付与される
初回はカードの郵送を待つかたちになります。2026年9月末基準分からは変更後のポイント数が適用される点だけ、購入前に押さえておきましょう。
利用時の注意点
- 2026年9月末基準分からポイントが半減する制度変更が発表済み。旧水準の情報と混同しない
- ポイントの有効期限は発行月ごとに翌年同月末まで(6月発行分は翌年6月末、12月発行分は翌年12月末)
- 牛角・しゃぶしゃぶ温野菜・土間土間・大戸屋などは対象外。対象ブランドでも一部店舗は使えない
- カードを紛失すると再発行に500ポイント分の手数料がかかる
- 特選品への交換は申込期間が決まっており、カード同士のポイント合算はできない
- クーポンとの併用条件は店舗により異なるため、会計前に確認しておくと確実
まとめ
アトムの株主優待は、ステーキ宮やにぎりの徳兵衛、甘太郎、かっぱ寿司など約40ブランドで1ポイント=1円として使えるカード式のポイント優待です。年2回(3月末・9月末)の権利確定で、100株からでも普段の外食にそのまま充てられます。2026年9月末基準分からポイントが半減する変更が入るため、これから取得する場合は変更後の水準(100株で年間1,000ポイント)を前提に考えるのが現実的です。
アトムの株主優待を使ってみたレビューをまとめました
実際に使う場面を想定してみると、アトムの優待の良さは「気楽さ」に尽きます。カード1枚をレジで出すだけで、端数まで無駄なく使えて、残高はサイトでいつでも確認できる。紙の優待券のように「500円券だから使いにくい」というストレスがありません。かっぱ寿司やステーキ宮といった家族で行きやすい店が対象なのも、日常の外食費を確実に浮かせてくれるポイントです。一方で、無配が続いていることと2026年の優待縮小は事実として受け止める必要があります。優待だけを目当てに大きく買うのではなく、生活圏に対象店舗があるか、変更後の年間1,000ポイント(100株)でも自分にとって価値があるか。この2点を確かめてから判断すれば、外食好きの家庭には今でも使いどころのある優待だと感じました。最新の制度内容は公式サイトのIR情報で確認してから購入を検討してください。













