アジアパイルホールディングス株式会社の第19期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

アジアパイルホールディングス株式会社の決算が発表されました!2023年12月期第3四半期の成績は、売上高が前年同期比7.7%減の761億28百万円、営業利益が8.1%減の49億64百万円となりました。
大変厳しい市場環境の中でも、グループ各社が工夫を凝らし業績を維持している印象です。今後の更なる発展に期待が高まりますね。

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企業情報

企業名: アジアパイルホールディングス株式会社
証券コード: 52880
決算期: 3月期

アジアパイルホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

アジアパイルホールディングス株式会社の決算期は3月期です。毎年3月31日が決算日で、4月1日から翌年3月31日までが会計年度となっています。
本決算は5月の取締役会で承認され、6月下旬に株主総会で決算が確定します。
四半期決算は2月、5月、8月、11月に発表されます。

主な事業

アジアパイルホールディングス株式会社は、コンクリートパイル、鋼管杭、場所打ち杭などの製造・販売を手掛ける企業です。
国内では大手ゼネコンをはじめ、地方の建設会社に製品を供給しています。
海外では、ベトナム、ミャンマーにも子会社を有し、東南アジア市場の開拓にも注力しています。
近年は建築分野での省力化・効率化を目指す新工法「Smart-MAGNUM工法」の拡販にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が761億28百万円、営業利益は49億64百万円となりました。
売上高は前年同期比7.7%減、営業利益は8.1%減と減収減益となっています。
しかし、各段階の利益率は国内外の経営改善努力によりほぼ前年並みを維持しており、健闘している印象です。

売上・利益の推移

アジアパイルホールディングス株式会社の売上高は、2022年3月期に1,102億45百万円を記録したものの、2023年12月期第3四半期では761億28百万円と7.7%減少しています。
一方、営業利益は2022年3月期が58億44百万円、2023年12月期第3四半期が49億64百万円と推移しており、およそ85%の水準を維持しています。
経済情勢の悪化に負けず、コスト管理等の経営努力により、一定の収益力を確保できています。

四半期連結貸借対照表について

アジアパイルホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期末の連結貸借対照表は以下の通りです。

資産の部

総資産は961億94百万円で、前期末に比べ30億34百万円減少しました。
現金及び預金が69億32百万円減少した一方で、棚卸資産が18億95百万円、有形固定資産が7億46百万円それぞれ増加しています。

負債の部

負債合計は476億74百万円で、前期末に比べ63億85百万円減少しました。
ファクタリング未払金が19億26百万円、未払法人税等が16億41百万円、借入金が15億80百万円それぞれ減少しています。

純資産の部

純資産は485億19百万円で、前期末に比べ33億50百万円増加しました。
親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により31億82百万円増加したほか、配当金の支払いによる減少13億33百万円、為替換算調整勘定の増加5億58百万円などがあります。

ROAとROE

アジアパイルホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は4.6%ROE(自己資本利益率)は7.2%となっています。
前年同期と比べROAは0.6ポイント、ROEは0.4ポイントそれぞれ低下していますが、いずれも7%台を維持しており、概して健全な水準を維持できています。
経営効率の改善と自己資本の充実により、収益力と財務健全性が両立できている様子がうかがえます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが35億25百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが13億45百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが91億12百万円の支出となっています。
全体としては69億32百万円の減少となりましたが、経営資源の効率的な活用と健全なバランスシートの維持ができているといえるでしょう。

配当の支払額

アジアパイルホールディングス株式会社は、2023年5月に1株当たり20円、2023年10月に1株当たり15円の配当を実施しました。
この結果、2023年12月期の1株当たり年間配当金は35円となり、前期の30円から5円増配しています。
業績は減収減益となったものの、株主還元を重視し、着実な増配を実現できています。

今後の展望

アジアパイルホールディングス株式会社は、国内外の需要回復に向けて収益基盤の強化に努めていきます。
特に国内では新工法「Smart-MAGNUM工法」の拡販に力を入れ、生産性と採算性の両立を目指します。
一方海外では、ベトナムや東南アジアへの事業展開を加速させ、更なる成長を遂げたいと考えています。
先行きは不透明ですが、経営改革と新製品の投入により、中期的には業績の回復が期待できるでしょう。

編集部のまとめ

アジアパイルホールディングス株式会社は建設業界の中で、パイル関連製品の大手メーカーとして確固たる地位を築いています。
今期は経済情勢の悪化から苦戦を強いられましたが、コスト管理と生産性向上に努めることで一定の収益力を維持できています。
今後は国内の新工法投入と東南アジア市場への展開で、中期的な成長につなげていきたいと考えています。株主還元も着実に実施しており、株主の皆様から評価されるでしょう。

アジアパイルホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

アジアパイルホールディングス株式会社の決算日は毎年3月31日で、年間の配当は1株当たり35円となりました。
国内外の厳しい環境下でも、収益性維持に努めながら、株主還元の充実化にも取り組んでいる企業といえるでしょう。

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