国内株式への投資を始めようとしたとき、多くの人が最初に気にするのが「売買のたびにかかる手数料」ではないでしょうか。SBI証券では国内株式の売買手数料を無料にできる仕組みが整っており、少額から気軽に株式投資を始めやすい環境が用意されています。この記事では、SBI証券における国内株式取引の手数料体系、単元未満株の活用法、新NISAとの組み合わせ方、IPO投資の始め方までをまとめて紹介します。
- 国内株式の現物・信用取引手数料は条件を満たせば無料になる
- 単元未満株(S株)なら数百円〜数千円という少額から個別株を購入できる
- 新NISAの成長投資枠を使えば国内株式の値上がり益・配当を非課税にできる
- 抽選型のIPO投資にもチャレンジしやすい体制が整っている
- 取引ツールやポイント投資と組み合わせることで日常的に投資を続けやすい
国内株式の売買手数料が実質0円になる仕組み
株式投資を始めるうえで気になるのが、売買のたびに発生するコストです。SBI証券では、一定の条件を満たすことで国内株式の売買手数料を約定代金の金額にかかわらず無料にできる取り組みが用意されています。現物取引だけでなく信用取引についても対象となっている点が特徴で、頻繁に売買を行うスタイルの人にとっても、長期でコツコツ買い増していくスタイルの人にとっても、コストを気にせず取引しやすい環境になっています。
この手数料無料化は2023年に開始された取り組みで、2026年現在も継続して提供されています。特定のキャンペーン期間だけの措置ではなく、恒久的な仕組みとして定着している点は安心材料といえるでしょう。
手数料を無料にするための条件としては、主に以下のようなものが挙げられます。
- 取引の受付方法としてインターネットコースを選択していること
- 取引報告書などの書類を電子交付で受け取る設定にしていること
口座開設時の設定によっては条件を満たしていないケースもあるため、実際に手数料が無料になっているかどうかは、取引画面や公式サイトのマイページから確認しておくと安心です。
手数料コースは2種類、自分の取引スタイルに合わせて選べる
SBI証券の国内株式取引には、大きく分けて2つの手数料コースが用意されています。それぞれの特徴を理解したうえで、自分の投資スタイルに近いほうを選ぶとよいでしょう。
| コース名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| スタンダードプラン | 1注文ごとに手数料が決まる、昔ながらの体系。条件達成で無料化の対象 | 1日の取引回数が少なく、まとまった金額で売買する人 |
| アクティブプラン | 1日の約定代金合計に応じて手数料が決まる体系。条件達成で無料化の対象 | 1日に何度も売買を繰り返すデイトレード寄りの人 |
どちらのプランを選んでも、条件を満たせば国内株式の売買手数料は無料になります。取引頻度が読めない投資初心者のうちは、まずはどちらか一方を選び、取引スタイルが固まってきたタイミングで見直すという進め方でも問題ありません。
単元未満株(S株)なら少額から個別株投資を始められる
「個別株投資は興味があるけれど、まとまった資金が必要そうで踏み出せない」という人も多いのではないでしょうか。日本の株式市場では通常100株を1単元として売買しますが、SBI証券には単元未満株(S株)という仕組みがあり、1株単位から株式を購入できます。
たとえば株価が3,000円の銘柄であれば、通常なら100株単位で30万円ほどの資金が必要になりますが、S株を使えば3,000円程度からその企業の株主になることができます。値動きの大きい人気銘柄や、株価水準の高い優良企業にも少額から投資しやすくなるのが大きな魅力です。
S株の買付・売却時のポイント
- 買付時の手数料は無料となっており、コストを気にせず少額投資を積み重ねやすい
- 売却時には約定代金に応じた手数料が発生する仕組みになっている
- 同じ銘柄をこまめに買い増していくことで、時間をかけて単元株(100株)まで育てていくという使い方もできる
S株は毎月一定額を自動的に買い付けていく積立設定と組み合わせることもできます。値動きを毎日チェックする時間が取りにくい人でも、コツコツと保有株数を増やしていくスタイルを実現しやすいでしょう。
新NISAの成長投資枠で国内株式を非課税に
2024年からスタートした新しいNISA制度では、成長投資枠を使うことで国内の個別株式にも非課税で投資できます。通常、株式investmentで得た値上がり益や配当金には約20%の税金がかかりますが、成長投資枠内で保有している間の利益であれば、この税金がかかりません。
新NISAは非課税で保有できる期間の制限がなく、制度が恒久化されているのも特徴です。長期的な視点で応援したい企業や、成長が期待できると考える企業の株を、じっくり腰を据えて保有していくスタイルと相性がよい制度といえます。
成長投資枠を使って国内株式に投資する際は、次のようなポイントを意識すると効果的です。
- 配当金を非課税で受け取るには、証券口座での受け取り方法を株式数比例配分方式に設定しておく
- 売却して生まれた非課税投資枠は、翌年以降に再利用できる仕組みになっている
- 値上がり益・配当のどちらも非課税対象になるため、高配当株への長期投資とも相性がよい
成長投資枠には年間の投資上限額が設けられています。一度に大きな金額を投じるのではなく、余裕資金の範囲内で無理のない金額から始めることが、長く投資を続けるコツです。
IPO投資にもチャレンジしやすい環境
新規上場(IPO)株は、上場後に株価が公募価格を上回るケースが多く見られることから、多くの個人投資家から人気を集めています。SBI証券はIPOの取扱銘柄数が業界でも上位クラスとされており、抽選に参加できる機会が多いことが特徴です。
IPO投資には抽選方式が採用されており、申し込んだからといって必ず購入できるわけではありません。ただし、資金力にかかわらず抽選に参加できる公平な仕組みが用意されているため、まとまった資金がなくてもチャンスを狙いやすい点は魅力です。
IPO投資に参加する際の基本的な流れ
- 目論見書などでIPO予定銘柄の情報を確認する
- 購入希望の株数・価格帯を入力してブックビルディング(需要申告)に参加する
- 抽選結果を確認し、当選した場合は購入手続きを行う
抽選には資金力に応じて当選確率が変わる仕組みだけでなく、取引実績などに応じたポイント制度を組み合わせた抽選方式も用意されています。継続して参加し続けることで、当選のチャンスを積み重ねやすくなる仕組みといえるでしょう。
取引ツールとポイント投資で投資をもっと身近に
国内株式の売買には、パソコン向け・スマートフォン向けそれぞれの取引ツールが用意されています。リアルタイムの株価やチャートを確認しながら発注できるツールが整っているため、初心者から投資経験者まで自分に合った方法で取引を進めやすい環境です。
- スマートフォンアプリからも、リアルタイムの株価確認・注文・保有銘柄の管理が可能
- 高機能な取引ツールでは、板情報やテクニカルチャートを見ながら発注できる
- 各種ポイントを使って国内株式や投資信託の購入代金に充当できるポイント投資サービスも用意されている
現金を使わずポイントだけで投資を体験できる仕組みは、「いきなり自分のお金でリスクを取るのは不安」という投資初心者にとって、投資の感覚をつかむ第一歩として活用しやすいでしょう。
国内株式投資を始める際の心構え
手数料が無料になり、少額から投資できる環境が整っているとはいえ、株式投資には価格変動のリスクがつきものです。無理のない範囲で、余裕資金を使って投資を行うことが大前提となります。
特定の銘柄に資金を集中させるのではなく、業種や規模の異なる複数の銘柄に分けて投資する分散投資の考え方を意識すると、値動きのブレを抑えながら長期的な資産形成を目指しやすくなります。
また、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、企業の業績や配当方針、事業の将来性といった中長期的な視点で銘柄を選ぶことも、株式投資と長く付き合っていくうえで大切な姿勢です。少額から始められる単元未満株や、非課税メリットのある新NISAの成長投資枠をうまく組み合わせながら、自分のペースで資産形成を進めていきましょう。
まとめ
SBI証券の国内株式取引は、条件を満たすことで売買手数料を無料にできる仕組みが整っており、単元未満株を使えば少額から個別株投資を始められます。さらに新NISAの成長投資枠と組み合わせれば、値上がり益や配当を非課税で受け取ることも可能です。IPO投資への参加機会も豊富に用意されているため、投資初心者から経験者まで、それぞれの目的やスタイルに合わせた国内株式投資を実践しやすい環境が整っているといえるでしょう。まずは無理のない金額から、自分に合った投資スタイルを見つけていくことをおすすめします。
SBI証券の国内株式取引が手数料0円になる仕組みと始め方をまとめました
国内株式の売買手数料は条件達成で無料になり、単元未満株なら少額から個別株投資が可能です。新NISAの成長投資枠を活用すれば値上がり益・配当が非課税になり、IPO投資への参加機会も豊富に用意されています。取引ツールやポイント投資も組み合わせながら、自分のペースで無理なく国内株式投資を続けていくことが、資産形成を長く続けるコツといえます。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、金融アドバイスではありません。個別のケースについては専門家にご相談ください。

















