株式投資の醍醐味の一つが「株主優待」。特に読書好きや知識習得を大切にする方にとって、書籍や図書カード、デジタル書籍がもらえる優待は大きな魅力です。本記事では、100株という手ごろな株数から始められる企業の中から、書籍関連の株主優待が充実している銘柄を10社ご紹介します。各社の優待内容や最低投資額、長期保有による増額特典など、投資判断に必要な情報を整理しました。これからの資産形成と、読書生活を豊かにする株主優待を探している方は、ぜひご参考ください。
選定基準
- 書籍・図書カード・電子書籍の優待がメイン:図書カード、ブックライブポイント、定期購読割引など、読書に直結する優待品
- 100株から投資可能:少額から始められ、初心者にも無理なく購入できる銘柄
- 長期保有で増額特典あり:保有期間に応じて優待内容が充実する企業を重視
- 業績安定性と優待継続性:優待の継続が期待できる安定経営企業を厳選
1. 丸善CHIホールディングス (3159)

全国最大級の書店チェーンを運営する丸善CHIホールディングスは、丸善、ジュンク堂書店など書籍販売事業の中核企業です。輸入図書や学術書にも定評があり、読書家からの信頼が厚い企業。シンプルかつ実用的な書籍カード優待が、毎年安定して提供されています。
株主優待の中身
- 100株以上:500円相当の書籍カード
- 200株以上:1,000円相当の書籍カード
- 500株以上:2,000円相当の書籍カード
- 2,000株以上:3,000円相当の書籍カード
- 5,000株以上:6,000円相当の書籍カード
全国の店舗で利用可能
丸善、ジュンク堂書店、ジュンク堂書店ネットストアで利用でき、毎年9月末に送付されます。
こんな人におすすめ
近所に丸善やジュンク堂書店がある方、新刊や学術書をよく購入される方。店舗在庫が豊富なため、書籍選びの幅が広がります。専門書や輸入書を探されている方特に推奨です。
| 最低投資額(目安) | ¥34,700(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→500円、200株→1,000円、500株→2,000円相当の書籍カード |
| 権利確定月 | 7月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
2. 富士山マガジンサービス (3138)

雑誌の定期購読あっせん事業を主軸とする富士山マガジンサービスは、定期購読割引とデジタルギフトの二重優待が特徴。雑誌愛好家から、幅広い読者層まで満足できる優待メニューを用意しています。長期保有で優待額が大幅に増額されるのも魅力です。
株主優待の中身
- 100株以上:定期購読10%割引 または 10,000円以上の商品2,000円割引
- 500株以上:デジタルギフト25,000円相当(保有6ヶ月未満)or 35,000円相当(保有6ヶ月以上)
デジタルギフトの選択肢が豊富
Amazon ギフトカード、Google Play、PayPay、QUOカード、図書カード NEXTなど、好みに合わせて交換できます。
こんな人におすすめ
雑誌の定期購読をよくされる方、デジタルギフトで柔軟に優待を活用したい方。500株以上保有で大幅増額となるため、中期的な資産保有を考える方に最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥114,400(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→定期購読割引等、500株→デジタルギフト25,000~35,000円相当 |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期保有特典 | あり(6ヶ月以上保有で優待額増額) |
| 単元株数 | 100株 |
3. イー・ガーディアン (6050)

SNS監視や広告審査事業を手掛けるイー・ガーディアンは、1年以上保有で優待額が1.6倍に増額される長期保有特典が秀逸。デジタルギフトで図書カード NEXTも選択可能、柔軟な活用が可能です。
株主優待の中身
- 100株以上1年未満保有:5,000円相当のデジタルギフト
- 100株以上1年以上保有:8,000円相当のデジタルギフト
デジタルギフトで図書カード選択可能
Amazon、QUOカード Pay、PayPay、d ポイント、図書カード NEXT など幅広い交換先から選べます。
こんな人におすすめ
長期保有を考えている方、デジタルギフトの柔軟性を求める方。最低投資額も166,000円程度と始めやすく、1年継続すれば優待額が増額される仕組みが魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥167,600(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→5,000円相当(1年未満)or 8,000円相当(1年以上) |
| 権利確定月 | 9月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で8,000円に増額) |
| 単元株数 | 100株 |
4. ベストワンドットコム (6577)

クルーズ旅行予約サイトを運営するベストワンドットコムは、旅行割引券とデジタルギフトのダブル優待が特徴。図書カード NEXTも選択可能なため、旅行にも読書にも対応できる柔軟な株主優待です。
株主優待の中身
- 100株以上:10,000円相当の旅行割引券 または デジタルギフト10,000円相当
- 500株以上:20,000円相当の旅行割引券 または デジタルギフト
- 1,000株以上:30,000円相当の旅行割引券 または デジタルギフト
旅行と読書の両立が可能
旅行割引券か図書カード NEXTなどのデジタルギフトか、自分のライフスタイルに応じて選べます。
こんな人におすすめ
旅行と読書の両方が好きな方、デジタルギフトの柔軟性を重視する方。100株から始められ、旅行好きならば旅行券として、読書家ならば図書カードとして活用できます。
| 最低投資額(目安) | ¥194,200(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→10,000円、500株→20,000円、1,000株→30,000円相当(旅行券 or デジタルギフト) |
| 権利確定月 | 7月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
5. 新晃工業 (6458)

業務用空調機の中堅メーカーである新晃工業は、1年以上保有で図書カード1,000円相当が贈呈される安定した優待を提供しています。株数が増えるごとに優待カタログから選べる特典へと変わる多段階制が特徴です。
株主優待の中身
- 300株以上1年以上保有:図書カード1,000円相当
- 3,000株以上1年以上保有:5,000円相当の優待カタログから好みの品1点を選択
1年保有が条件
この企業は1年以上の継続保有で初めて優待対象となります。長期投資を考える方向けです。
こんな人におすすめ
3年以上の中期保有を考える方、図書カードだけでなく他の商品も選べる自由度を求める方。最低投資額は約38万円と高めですが、安定経営と信頼性が魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥380,400(300株~) |
| 優待内容(要旨) | 300株→図書カード1,000円相当、3,000株→優待カタログから5,000円相当の品(1年以上保有必須) |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で優待対象) |
| 単元株数 | 300株 |
6. TOPPANホールディングス (7911)

総合印刷大手のTOPPANホールディングスは、ブックライブポイントで電子書籍が読み放題に近い環境を実現。グループ会社の電子書籍ストアを活用した、デジタル読書世代向けの優待が秀逸です。
株主優待の中身
- 100株以上3年未満保有:ブックライブポイント2,000円相当
- 100株以上3年以上保有:ブックライブポイント3,000円相当
- 500株以上:オリジナルカレンダー(希望者のみ)
電子書籍で幅広い作品が対象
ブックライブポイントは同社グループの電子書籍ストアで利用でき、新刊から古典まで豊富な品揃えから自由に選べます。
こんな人におすすめ
電子書籍をよく利用される方、3年以上の長期保有を視野に入れる方。紙の書籍にこだわらず、スマートフォンやタブレットで読書する現代的な読者層に最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥532,800(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→ブックライブポイント2,000円相当(3年未満)or 3,000円相当(3年以上) |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で3,000円に増額) |
| 単元株数 | 100株 |
7. ギグワークス (2375)

IT支援サービスを展開するギグワークスは、最低投資額¥20,500という圧倒的な低価格が最大の魅力。少額から株主優待を始めたい初心者向けの筆頭銘柄です。割引クーポンで書籍含む様々な商品を購入できます。
株主優待の中身
- 100株以上:20%割引クーポン(累計上限30万円、利用期間2月~翌年1月末)
- 1,000株以上:3,000円相当のデジタルギフト(図書カード NEXTなど選択可)
割引対象は幅広い
自社グループの対象商品(電子書籍、オンライン教材等を含む)に対して20%割引が適用されます。
こんな人におすすめ
株主優待初心者、少額から始めたい方。1,000株保有でデジタルギフトに移行すると、図書カードなど柔軟な選択肢が広がります。割引額の積み重ねで年間相当の節約効果を期待できます。
| 最低投資額(目安) | ¥20,500(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→20%割引クーポン、1,000株→3,000円相当デジタルギフト |
| 権利確定月 | 10月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
8. シンシア (7782)

使い捨てコンタクトレンズ大手のシンシアは、1年以上保有で30~40%の割引率がアップする、長期保有メリットが極めて大きい優待が特徴。コンタクトレンズの継続購入で実質的な大幅節約が実現します。
株主優待の中身
- 100株以上1年未満保有:30%割引券(最大割引額12,000円)
- 100株以上1年以上保有:40%割引券(最大割引額16,000円)
- 200株以上1年未満保有:40%割引券(最大割引額16,000円)
- 200株以上1年以上保有:50%割引券(最大割引額20,000円)or デジタルギフト1,000~3,000円相当
定期購入者こそお得
コンタクトレンズは定期購入が当たり前。毎回割引が受けられるため、実質的な節約効果が極めて大きいです。
こんな人におすすめ
コンタクトレンズユーザー、特に毎月購入される方。1年継続保有で割引率が大幅UPするため、コンタクト費用の節約を考える方に最高の銘柄です。
| 最低投資額(目安) | ¥44,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→30%割引(1年未満)or 40%割引(1年以上)、200株→40~50%割引+デジタルギフト |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で割引率アップ、3年以上でデジタルギフト額増額) |
| 単元株数 | 100株 |
9. 稲葉製作所 (3421)

鋼製物置業界で最大手の稲葉製作所は、シンプルで分かりやすいオリジナル図書カード優待を提供。100株から1,000円相当の図書カードが得られ、書籍好きにとって堅実な選択肢です。
株主優待の中身
- 100株以上:オリジナル図書カード1,000円相当(権利確定月1月)
- 300株以上:オリジナル図書カード3,000円相当 または 地域特産品3,000円相当から選択(権利確定月7月)
- 1,000株以上:図書カード1,000円相当(権利確定月1月)
年2回の権利確定で複数回の受取が可能
権利確定月が1月と7月の2回あるため、年2回の優待受け取りチャンスがあります。
こんな人におすすめ
図書カードでシンプルに読書を楽しみたい方、年2回の権利確定のタイミングを活用したい方。投資額も16万円台から始められ、堅実な業績の企業です。
| 最低投資額(目安) | ¥168,500(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→図書カード1,000円相当、300株→3,000円相当(年2回権利確定) |
| 権利確定月 | 1月、7月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
10. エステールホールディングス (7872)

宝飾品製造販売を主事業とするエステールホールディングスは、3年以上保有で図書カード1,000円相当のQUOカードが増額される長期保有特典を提供。グループ店舗での割引特典と組み合わせて、複合的な優待メリットが得られます。
株主優待の中身
- 100株以上:食品販売店で10%OFF、飲食店でメニュー全品20%OFF(株主優待カード)
- 100株以上3年未満保有:QUOカード500円相当
- 100株以上3年以上保有:QUOカード1,000円相当
- 500株以上:2,000円相当の商品券(自社グループで利用)
- 1,000株以上:10,000円相当の商品から3点選択
複合的な優待メリット
割引カードと金券、両方受けられるため、食事割引も図書カード(QUOカード)も両得できます。
こんな人におすすめ
グループ店舗が近くにある方、3年以上の長期保有を考える方。食事割引と図書カード(QUOカード)の両方が活用でき、ライフスタイル全体でのメリットが大きいです。
| 最低投資額(目安) | ¥59,500(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→割引カード+QUOカード500~1,000円相当、500株→2,000円商品券 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有でQUOカード1,000円に増額) |
| 単元株数 | 100株 |
株主優待の取得時の注意点
優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。
株主優待を受け取るには、「権利確定月の最後の営業日(権利付き最終日)」までに株式を保有していることが必須条件です。例えば、権利確定月が7月の企業の場合、7月の最後の営業日の終値時点での株主名簿に記載されていなければ優待対象外になります。売却予定の際は、売却タイミングに注意してください。
また、株主優待を活用する際は、NISA(非課税口座)の活用も検討価値があります。NISAで株式保有すれば、優待受け取りによる益金や売却益が非課税となるため、効率的な資産形成が実現します。特に長期保有を考える場合は、口座選択が重要です。
さらに、100株未満の単元割れ株については、ほとんどの企業で優待対象外になります。売買手数料や税務上の手続きを含めて、必ず単元株(100株)以上の保有を心がけましょう。
まとめ
書籍や図書カードがもらえる株主優待は、読書好きにとって魅力的な投資選択肢です。本記事で紹介した10社は、いずれも100株からの少額投資が可能で、初心者から長期保有者まで幅広いニーズに対応しています。丸善CHIホールディングスのシンプルな書籍カード、TOPPANホールディングスの電子書籍ポイント、シンシアのコンタクト割引など、自分のライフスタイルに合った優待を選ぶことが重要です。ただし、投資の最終判断は自己責任です。市場環境、企業業績、優待内容の変更リスクを十分に検討した上で、投資判断をしてください。














