飲食・外食の株主優待の中でも、年2回以上の定期的な優待がもらえる企業は、継続的に飲食店で使える食事券やポイントを得られるため、外食習慣がある人にとって非常に強い味方です。本記事では、居酒屋・ファミレス・ラーメン・カフェ・回転寿司・焼肉・うどんといった、幅広い飲食チェーンの中から、少額の投資額で始められて年複数回優待がもらえる10社を厳選しました。最低投資額・優待内容・長期保有特典など、企業選定に必要なポイントをわかりやすく詳しく紹介します。ぜひ、ご自身の食事スタイル・投資期間・保有可能な資金に合った企業探しの参考にしてください。
選定基準
- 年2回以上の権利確定月を持ち、定期的に優待がもらえる企業
- 100株から優待を受け取れるため、初心者も無理なく始められる
- 飲食チェーンの直営・FC店舗で使える食事券が主な優待内容
- 長期保有による増額特典がある企業を優先的に紹介
1. ユニシアホールディングス (3547)

「串カツ田中」の直営・FC経営を主力とする小売企業。関東を中心に展開し、非アルコール店やテイクアウトサービスへの進出により、様々なニーズに対応しています。
株主優待の中身
- 100株以上:2,000円相当(1,000円券×2枚)年2回発行
- 300株以上:4,000円相当(1,000円券×4枚)
- 600株以上:6,000円相当(1,000円券×6枚)
- 900株以上:8,000円相当(1,000円券×8枚)
注記:店内飲食とテイクアウトのみ使用可能。有効期限は発行から6カ月。
こんな人におすすめ
関東で串カツ田中をよく利用する人、少額から始めたい初心者向け。テイクアウトに対応しているため、食べ放題ではなく気軽に利用したい人に最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥185,300 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→2,000円相当、300株→4,000円相当 |
| 権利確定月 | 5月、11月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
串カツ田中は関東の主要駅近くに出店しており、仕事帰りや休日の外食に使いやすい。6カ月の有効期限内に使い切る計画を立てましょう。
2. すかいらーくホールディングス (3197)

ファミレス業界の最大手。「ガスト」を中心に、全国に圧倒的な店舗ネットワークを展開。郊外から都市部への出店を加速させ、アクセスの良さが大きな特徴です。
株主優待の中身
- 100株以上:年4,000円相当(6月分・12月分各2,000円)
- 300株以上:年10,000円相当(6月分・12月分各5,000円)
- 500株以上:年16,000円相当(6月分・12月分各8,000円)
- 1,000株以上:年34,000円相当(6月分・12月分各17,000円)
注記:スマートフォン対応の電子チケット形式。利用可能店舗:ガスト、ニラックス、トマトアンドアソシエイツ、資さんうどん等。
こんな人におすすめ
ファミレスを頻繁に利用するファミリー層に最適。全国どこにでもガストがあり、外出先で確実に使える利便性が高い。スマートフォン対応で使いやすい点も魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥302,000 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年4,000円相当、300株→年10,000円相当 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
ガストは価格が安く、優待券で更に割引効果が高い。家族で週1回利用すれば、優待だけで食費が大きく節約できます。
3. クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)

駅ビルやショッピングセンターなど、立地ごとに異なる外食ブランドを展開。M&Aにより業態を拡充し、多様なニーズに応える食事環境を提供しています。
株主優待の中身
- 100株以上:1,500円相当(年2回・年間3,000円相当)
- 200株以上:年6,000円相当(3,000円相当×2回)
- 300株以上:年8,000円相当(4,000円相当×2回)
- 500株以上:年12,000円相当(6,000円相当×2回)
- 長期保有(1年以上)で追加増額あり:800株以上で年4,000円の追加優待食事券
注記:優待券は紙形式と電子チケット(専用アプリ)の両方で利用可能。利用可能店舗はHP掲載。
こんな人におすすめ
駅近くで働く人やショッピング帰りに外食する人向け。長期保有で増額されるため、中期~長期の保有を考える投資家に適しています。
| 最低投資額(目安) | ¥72,100 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年3,000円相当、500株→年12,000円相当 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
10社の中でも最も低投資額(¥72,100)で始められる。1年継続保有で優待が増額されるため、長期保有を前提に考える人に向いています。
4. コメダホールディングス (3543)

「コメダ珈琲店」をFC展開する名古屋発祥の企業。シナモンロールなどのセットメニューが特徴で、若年層からシニア層まで幅広いファン層を持つカフェチェーンです。
株主優待の中身
- 100株以上:プリペイドカード「KOMECA」に1,000円チャージ(年2回・年間2,000円相当)
- 300株以上:長期保有(3年以上)で追加1,000円分のチャージ
注記:年2回(2月末・8月末)の確定日に応じてチャージを実施。プリペイドカードは紛失時に再発行手数料(税込500円)がかかります。
こんな人におすすめ
コメダ珈琲をよく利用する人、毎日のコーヒータイムを大切にする習慣的な利用者向け。全国展開しており、出張先でも利用しやすいチェーンです。
| 最低投資額(目安) | ¥299,500 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年2,000円相当(チャージ)、300株→年2,000円相当+長期保有で1,000円 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で追加チャージ) |
| 単元株数 | 100株 |
プリペイドカード形式のため、残高確認や管理が簡単。毎日のカフェ利用でコツコツ貯まり、3年保有で優待が増額される長期保有メリットがあります。
5. トリドールホールディングス (3397)

「丸亀製麺」を全国展開する低価格うどんチェーン。アジアを中心にグローバル出店を加速させており、国内だけでなく海外での成長にも期待が集まる企業です。
株主優待の中身
- 100株以上:3,000円相当の食事券(年2回・年間6,000円相当)
- 200株以上(1年未満保有):年8,000円相当
- 200株以上(1年以上保有):年14,000円相当
- 1,000株以上(1年未満保有):年20,000円相当
- 1,000株以上(1年以上保有):年26,000円相当
注記:他の割引券・クーポンとの併用が可能。利用可能店舗:丸亀製麺、KONA’S、肉のヤマ牛等(一部利用不可店舗あり)。
こんな人におすすめ
丸亀製麺を定期的に利用する人。リーズナブルな価格帯なため、優待でさらにお得に食事ができます。長期保有で優待が大幅に増額される点が大きな魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥396,000 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年6,000円相当、200株(1年以上)→年14,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上保有で大幅増額) |
| 単元株数 | 100株 |
1年以上保有で優待が2倍以上に増額される仕組みが特徴。丸亀製麺の低価格帯を考えると、長期保有による優待増額で実質的なリターンが大きくなります。
6. ホットランドホールディングス (3196)

「築地銀だこ」を中心に、たい焼き専門店や居酒屋など多様な業態を展開。リゾート施設への進出により、外食の枠を超えた事業拡大を目指しています。
株主優待の中身
- 100株以上:1,500円相当の優待券(年2回・年間3,000円相当)
- 500株以上:年15,000円相当
- 1,000株以上:年30,000円相当
注記:利用可能施設:ホットランドグループ各店舗(一部利用不可店舗あり)。発行月は確定日に応じて3月と9月。
こんな人におすすめ
築地銀だこなど、手軽なB級グルメを好む人向け。少額から始められ、都市部の駅前や駅構内に出店が多いため、利便性が高い企業です。
| 最低投資額(目安) | ¥156,200 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年3,000円相当、500株→年15,000円相当 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
10社の中で最も低投資額(¥156,200)で始められる。築地銀だこは駅前出店が多く、出勤途中やちょっとしたおやつタイムに優待を活用しやすい特徴があります。
7. 物語コーポレーション (3097)

中部地盤の外食中堅企業。「焼肉きんぐ」の食べ放題が主力で、ラーメンやお好み焼きなど多業態を展開。スマートフォン対応の優待管理が特徴です。
株主優待の中身
- 100株以上(6カ月以上保有):3,500円相当の優待券(年2回・年間7,000円相当)
注記:継続株主は新規カード不要。利用可能店舗:焼肉きんぐ、焼きたてのかるび、丸源ラーメン、二代目丸源、お好み焼本舗、ゆず庵など(直営・FC全店舗)。有効期限は発行から1年間。
こんな人におすすめ
焼肉好きで食べ放題の利用頻度が高い人向け。中部から全国展開中のため、様々な業態を利用できます。グループ内の複数ブランドで使える点が利便性を高めています。
| 最低投資額(目安) | ¥490,500 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年7,000円相当(6カ月以上保有時) |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | あり(6カ月以上保有が条件) |
| 単元株数 | 100株 |
食べ放題の焼肉きんぐで3,500円の優待券は割引効果が大きい。スマートフォンで残高管理でき、家族・友人とシェアも可能な点がユニークです。
8. カッパ・クリエイト (7421)

「かっぱ寿司」を全国展開する回転寿司大手。コンビニ向け加工食品も手がけ、多角化を進めています。コロワイド傘下として安定経営が期待されます。
株主優待の中身
- 100株以上:3,000ポイント(年2回・年間6,000ポイント)(1ポイント=1円相当)
- 1,000株以上:年12,000ポイント
- 2,000株以上:年24,000ポイント
注記:ポイント有効期限は付与より1年間。コロワイドグループ店舗で利用可能(一部店舗除く)。株主専用サイトで地特産品と交換も可能。
こんな人におすすめ
回転寿司をよく利用するファミリー層。全国展開で立地が良く、気軽に利用できます。ポイント制で残高を柔軟に使える利便性も魅力です。
| 最低投資額(目安) | ¥139,500 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年6,000ポイント相当、1,000株→年12,000ポイント相当 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
ポイント制なので、好きなタイミングで使用でき、家族と分けることも可能。かっぱ寿司の価格帯であれば、100株の優待で月1回程度の利用をカバーできます。
9. B-R サーティワンアイスクリーム (2268)

アイスクリーム販売で業界首位。全国にFC展開し、不二家と米国企業の合弁で安定した経営基盤を持つ企業です。季節限定メニューの充実が特徴。
株主優待の中身
- 100株以上:2枚(600円相当×1枚)年2回(年間4枚・2,400円相当)
- 500株以上:年6枚
- 1,000株以上:年10枚
- 5,000株以上:年20枚
注記:電子ギフト(eGift)形式。スマートフォンで二次元バーコードを読み取って利用。遠隔地にいる方へのプレゼント機能あり。
こんな人におすすめ
アイスクリーム好きで、家族と一緒に楽しみたい人向け。電子形式でスマートフォン管理でき、ギフト機能で親戚や友人へのプレゼントにも使える点が特徴です。
| 最低投資額(目安) | ¥409,500 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年4枚(2,400円相当)、500株→年6枚 |
| 権利確定月 | 6月、12月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
季節限定メニューが豊富なため、通年で利用価値が高い。電子ギフト機能で子どもへのご褒美や親戚へのプレゼントに活用できるユニークなメリットがあります。
10. 東急不動産ホールディングス (3289)

総合不動産大手。首都圏での住宅事業、商業ビル運営が柱で、リゾート開発や再生可能エネルギー事業も展開。グループの飲食優待券が一部ラインナップされています。
株主優待の中身
- 100株以上:飲食優待共通券(1枚)年2回(年2枚)10%割引
- 500株以上(3年以上保有):株主向けポイント2,000ポイント(年2回)+ 飲食優待券(2枚)
- 1,000株以上(3年以上保有):ポイント5,000 + 飲食優待券(3枚)
- その他:ホテル宿泊券、スポーツ優待券(ゴルフ、スキー場等)
注記:飲食優待共通券は東急不動産グループが出資する渋谷区内5店舗で利用可能(飲食代金10%割引)。3年以上保有で多様な優待に変わります。
こんな人におすすめ
渋谷周辺の飲食店をよく利用する人、長期保有を検討する投資家向け。宿泊券やスポーツ施設券など、食事以外の優待も充実。リゾート・グルメ・ゴルフなど多角的なライフスタイルに対応します。
| 最低投資額(目安) | ¥132,600 (100株〜) |
| 優待内容(要旨) | 100株→飲食優待券(年2枚)、500株(3年以上)→ポイント2,000+飲食優待券2枚 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で優待内容が大幅拡充) |
| 単元株数 | 100株 |
飲食以外に宿泊・ゴルフ・スキーなど多彩な優待が利用可能。最小投資額(¥132,600)で始められ、3年保有で外食だけでなくライフスタイル全般の優待が拡充される点が大きな特徴です。
株主優待の取得時の注意点
株主優待を狙う場合、重要なポイントがいくつかあります。まず、権利確定月の最終営業日(権利付き最終日)までに株式を保有する必要があります。その翌営業日に売却しても優待を受け取ることができます。ただし、株価変動のリスクがあるため、長期保有を念頭に置いた投資判断が重要です。
次に、NISAで株主優待投資を行う場合、非課税メリットを活かしやすい点が利点です。一方、単元割れ(100株未満)での購入は市場での売却が難しくなるため、必ず100株以上で購入することをお勧めします。
最後に、以下の注意を必ずご確認ください:
優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。特に、本記事の執筆後に優待条件が変更されている場合もあります。各企業の投資家向けサイトで最新情報をご確認の上、投資判断を行ってください。
まとめ
飲食・外食企業の株主優待は、年2回以上の定期的な優待がもらえるため、外食習慣がある人にとって実質的なメリットが大きい投資先です。本記事で紹介した10社は、いずれも少額(¥72,100~¥490,500)から始められ、100株以上で優待の対象となります。
長期保有による優待増額を狙う企業も複数ありますので、投資スタイルに応じて選択することをお勧めします。ただし、株主優待投資も株式投資の一種であり、株価変動リスクが存在します。投資の最終判断は、ご自身の責任において、各社の最新情報を確認した上で行ってください。













