旅行やレジャーをよりお得に楽しみたい投資家に向けた、長期保有で特典が増える株主優待を厳選しました。飛行機割引から宿泊施設の割引、クルーズやテーマパークへの入場優待まで、実際の旅行支出を削減できる優待が揃っています。これから紹介する企業は、いずれも数年単位で保有を続けることで、優待内容がグレードアップする仕組みを用意しているため、「旅行が好き」「毎年のレジャー費を抑えたい」という投資家に特におすすめです。
選定基準
- 旅行やレジャーに直結した優待:航空券割引、ホテル・旅館割引、テーマパーク入場優待など、旅行支出を実際に削減できるもの
- 長期保有で増額される仕組み:3年以上継続保有すると、優待枚数やポイント額が増える企業を中心に選定
- 入手しやすい投資額:少額からスタートでき、継続保有しやすい企業
- 年複数回の権利確定:3月・9月など年2回権利確定があると、優待受取の機会が増える
1. サンリオ (8136)

「ハローキティ」などのキャラクター商品で知られるサンリオ。キャラクター版権ビジネスが主力で、海外市場での成長が続いています。サンリオピューロランドなど直営テーマパークを運営しており、株主優待ではテーマパーク共通優待券で入園料や館内利用がお得になります。
株主優待の中身
- 100株:テーマパーク共通優待券 年2枚、買物優待券(1,000円相当)年2枚
- 500株:買物優待券 年4枚
- 1,500株以上:年6~24枚(株数に応じて変動)+買物優待券
- 長期保有特典(3年以上):1,500株以上で株主限定アクリルスタンド、ぬいぐるみなどのグッズ
こんな人におすすめ
テーマパーク好きで、家族と一緒に何度も訪れる人向け。少額の100株からスタートでき、買物優待券はオンラインショップでも使えるため、グッズ購入が多い人にも最適です。
| 最低投資額(目安) | ¥90,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→優待券2枚+買物券年2枚、1,500株→優待券6~12枚+限定グッズ |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上連続保有で限定グッズ進呈) |
| 単元株数 | 100株 |
テーマパーク優待券は年2回の権利確定で最大24枚取得できます。家族と共有すれば、年間のレジャー費を大きく削減できます。
2. JR西日本 (9021)

北陸、近畿、中国地域を網羅する大手鉄道企業。関西圏の在来線と山陽新幹線、北陸新幹線が主力事業です。グループ傘下には、ホテルチェーン「ヴィアイン」や百貨店「ジェイアール西日本伊勢丹」があり、優待内容が充実しています。特に乗車割引と旅行割引の組み合わせが魅力です。
株主優待の中身
- 100株:乗車割引券(50%割引)年2枚、ホテル・レンタカー・旅行割引
- 200株:乗車割引券 200株ごとに1枚
- 600株以上:3年未満は200株ごとに1枚、3年以上は加算あり(最大55枚)
- 長期保有特典(3年以上):乗車割引券が追加、WESTER ポイント年1,000pt進呈
こんな人におすすめ
関西・西日本に住み、新幹線や在来線で頻繁に移動する人向け。乗車割引は割引率が高く、ホテル割引と組み合わせると旅行全体のコストダウンが実現できます。
| 最低投資額(目安) | ¥278,650(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→乗車割引年2枚+ホテル3枚、600株→乗車割引10枚、3年以上で追加 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上で乗車割引・ポイント追加) |
| 単元株数 | 100株 |
乗車割引券は新幹線・特急で50%割引になるため、1回の長距離出張や帰省で優待の元が取れます。3年保有でさらに加算されるのも大きな魅力です。
3. ANAホールディングス (9202)

国内線・国際線で首位の大手航空会社。アジア近距離路線に強みを持ち、傘下にピーチ・アビエーション(LCC)やウイングス・エアを展開しています。株主優待では航空券の50%割引が最大の特典で、提携ホテルやツアーの割引も付いています。
株主優待の中身
- 100株:航空券割引(FLEX運賃50%割引または普通運賃5%割引)年2回分
- 200~400株:年2~4枚の割引クーポン、長期保有で追加あり
- 1,000株以上:年2~3回分の割引クーポン+グループ優待クーポン21枚
- 長期保有特典(3年以上):割引クーポンが1~3枚加算、グループホテル・ツアーで優待継続
こんな人におすすめ
国内出張が多いビジネスパーソンや、年数回の家族旅行を計画している人向け。割引率が高く、有効期限が約1年あるため、計画的に使いやすいです。
| 最低投資額(目安) | ¥282,850(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→割引クーポン年2回、1,000株→クーポン7枚+ホテル割引20% |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上で割引クーポン・ホテル割引が追加) |
| 単元株数 | 100株 |
FLEX運賃の50%割引は、最安値レートでも適用される点が秀逸です。季節問わず年2回の権利確定があり、最大年4回のチャンスがあります。
4. 日本航空 (9201)

国際線・国内線で業界2位の大手航空会社。傘下にジップエア・エアなどのLCCを持ち、マイレージ事業も重要な収益源です。株主優待では航空券割引と海外ツアー割引が充実し、長期保有による優待枚数の増加が業界でも手厚い企業です。
株主優待の中身
- 100株:航空券割引(50%割引)年1回分(3月のみ)
- 200~300株:年2回分(3月・9月)、長期保有で3月に枚数追加
- 600~1,000株:年4~10枚分、3年以上保有で4~7枚に増加
- 長期保有特典(3年以上):同一株数でも3月・9月の両月で枚数が増額
こんな人におすすめ
国際線利用が多い人や、年複数回の家族旅行を海外で計画している人向け。海外ツアー割引は8~4%と割引率は段階的ですが、高額ツアー購入時の絶対額削減は大きいです。
| 最低投資額(目安) | ¥255,950(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→割引年1回(3月)、600株→年3~4枚、3年以上で5~6枚 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上で割引枚数が1~3枚加算) |
| 単元株数 | 100株 |
3年以上の継続保有で、同じ株数でも権利月による枚数が増える仕組みです。600株保有なら、3月に3枚、9月に3枚で年6枚獲得できます。
5. ライク (2462)

保育園などの子育て支援事業を主力に、人材派遣・介護関連サービスも展開する総合サービス企業です。株主優待ではポイント制を採用し、食品から旅行・体験まで幅広い商品と交換可能です。年5,000点以上の交換先があり、自分好みの優待を選べるのが特徴です。
株主優待の中身
- 300株:年4,000ポイント(≒4,000円相当)
- 400株:年6,000ポイント
- 500株:年11,000~14,000ポイント(1年未満 vs 1年以上保有)
- 1,000株以上:年27,000~37,000ポイント(保有年数により段階的に増加)
- 長期保有特典:1年以上で加算あり、ポイントは翌年に繰り越し可(1回限り)
こんな人におすすめ
旅行・グルメ・体験などを幅広く楽しみたい人向け。ポイント制なので、食品よりも旅行・体験に交換したいニーズに合わせられます。最低投資額が300株と比較的高めですが、ポイント額が手厚いため長期的には魅力的です。
| 最低投資額(目安) | ¥475,800(300株~) |
| 優待内容(要旨) | 300株→4,000pt、500株→11,000~14,000pt、1,000株→27,000~37,000pt |
| 権利確定月 | 5月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上で500株以上のポイント加算) |
| 単元株数 | 100株 |
ポイントは翌年に繰り越し可能(1回限り)。高額な旅行・体験を選ぶ時は、2年分のポイントを貯めて使うのも戦略です。共通株主優待コイン「WILLsCoin」への交換もできます。
6. テスホールディングス (5074)

再生可能エネルギー発電所の設計・施工、自社発電・売電事業を手がけるインフラ企業です。成長産業の恩恵を受けながら、株主優待ではポイント制で旅行・体験が充実した商品ラインナップを用意しています。最小保有株数が1,000株と高めですが、ポイント額が手厚いのが特徴です。
株主優待の中身
- 1,000株:年3,000ポイント(≒3,000円相当)
- 2,000株:年7,000ポイント
- 3,000株:年15,000ポイント
- 4,000株以上:年40,000ポイント
- 長期保有特典:2回以上連続保有でポイント繰越可(1回限り)
こんな人におすすめ
まとまった資金を使える投資家で、食品より旅行・体験を優先したい人向け。大手ESG企業の株主になりながら、社会貢献と優待享受を両立できます。ポイント額が大きいため、高級ホテルステイや国内ツアーも視野に入ります。
| 最低投資額(目安) | ¥995,000(1,000株~) |
| 優待内容(要旨) | 1,000株→3,000pt、2,000株→7,000pt、4,000株→40,000pt |
| 権利確定月 | 6月 |
| 長期保有特典 | あり(2回以上保有でポイント繰越可) |
| 単元株数 | 100株 |
4,000株保有なら年40,000ポイント获得でき、高額な旅行体験やギフトに交換できます。2回以上の継続保有で繰越可能なため、より高級な体験を狙う戦略も可能です。
7. 商船三井 (9104)

海運業界大手。鉄鉱石船やタンカー、LNG船で強みを持ち、不定期便事業も拡大しています。株主優待では自社運航のクルーズ船「にっぽん丸」の優待券が最大の魅力で、フェリー割引や長期保有特典の地域名産品もあります。
株主優待の中身
- 100株:クルーズ優待券 年4枚(1名1クルーズにつき2枚まで利用可、10%割引)
- 1,500株:クルーズ優待券 年8枚
- 3,000株:クルーズ優待券 年12枚 + フェリー割引券 年3枚(1枚=5,000円割引)
- 長期保有特典(2年以上):300株以上で地域名産品 3,000円相当を進呈
こんな人におすすめ
船の旅に憧れ、ゆったりとした非日常を求める人向け。クルーズは高額ですが、優待券で実質的な割引が大きい。また、シニア層や夫婦での旅行を計画している人に特におすすめです。
| 最低投資額(目安) | ¥580,200(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→クルーズ優待年4枚(10%割引)、3,000株→年12枚+フェリー割引 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | あり(2年以上で地域名産品 3,000円相当) |
| 単元株数 | 100株 |
にっぽん丸のクルーズは高額(数十万円単位)ですが、優待券2枚で20%割引になり、実質的な節約効果は大きい。年2回の権利確定で最大8枚の優待券が取得できます。
8. 日神グループホールディングス (8881)

首都圏中心の分譲マンション事業が主力の不動産企業。建設・賃貸・管理等の関連事業も拡大しています。株主優待ではゴルフプレー割引とポイント制の組み合わせで、レジャー充実度が高い特徴があります。
株主優待の中身
- 100株:ゴルフプレー代 1%割引 + ゴルフ割引券 2枚(4,000円相当)
- 1,000株:初年度 5,000ポイント、2年目以降 5,500ポイント(≒相当円)
- 1,500株以上:初年度 7,000~7,700ポイント、以降 段階的に増加
- 長期保有特典:1年以上保有でポイント加算あり(3月末現在で連続2回以上保有)
こんな人におすすめ
ゴルフを趣味とする人向け。平日プレーの割引券が毎年付与されるため、ゴルフ好きには実利が大きい。ポイント制なので、ゴルフ以外の体験や食品にも交換でき、層が広いです。
| 最低投資額(目安) | ¥69,700(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→ゴルフ1%割引+4,000円相当、1,000株→5,000~5,500pt |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上で1,000株以上のポイント追加) |
| 単元株数 | 100株 |
最低投資額が¥69,700と非常に買いやすく、すぐにゴルフ優待の恩恵を受けられます。複数年保有すればポイント額も増える仕組みで、継続保有のモチベーションが高まります。
9. シークス (7613)

電子・機械部品商社で、電子機器受託製造サービス(EMS)は国内首位です。基板実装や車載関連事業が拡大しており、好業績が続いています。株主優待ではギフトカードと抽選による海外旅行招待が特徴で、長期保有で高額な特典が当たるチャンスがあります。
株主優待の中身
- 100株:ギフトカード 1,000円相当
- 500株:ギフトカード 2,000円相当
- 1,000株以上:ギフトカード 3,000円相当
- 抽選特典(1年以上保有):100株以上で海外旅行(自社工場視察含む)に招待(年10名)
こんな人におすすめ
海外旅行への夢を持ちながら、コスト重視の投資家向け。ギフトカードは汎用性が高く、現金化も可能です。抽選という要素がありますが、長期保有で当選チャンスを高められます。
| 最低投資額(目安) | ¥131,500(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000円分ギフトカード、1,000株→3,000円分+抽選海外旅行 |
| 権利確定月 | 12月 |
| 長期保有特典 | あり(1年以上で海外旅行招待抽選対象) |
| 単元株数 | 100株 |
海外旅行招待は抽選ですが、当選すれば航空費・宿泊費がカバーされる大型特典です。1年以上保有で対象となるため、長期保有の価値が実感できます。
10. ニイタカ (4465)

業務用洗剤や固形燃料が主力の化学企業。旅館や外食産業向けの固形燃料では国内高シェアを誇ります。株主優待ではグルメカードと旅行ギフト券、さらに工場見学会まで、多角的なレジャー体験が用意されています。
株主優待の中身
- 100株:グルメカード 500円相当 年2回(5月・11月権利確定分)
- 1,000株:旅行ギフト券 5,000円相当(5月権利確定時)+ グルメカード5,000円相当(11月選択)
- 長期保有特典(3年以上):工場見学会開催(年1回、滋賀県・茨城県のいずれか)、経営陣との質疑応答機会
こんな人におすすめ
食事を大切にしながら旅行も楽しみたい投資家向け。グルメカードは飲食店で使え、年2回の権利確定でダブルで受け取れます。工場見学は企業研究にもなり、株主としての愛着が深まります。
| 最低投資額(目安) | ¥236,000(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→グルメカード年1,000円分、1,000株→旅行券5,000円+グルメ5,000円 |
| 権利確定月 | 5月、11月 |
| 長期保有特典 | あり(3年以上で工場見学会招待) |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の権利確定でグルメカードを繰り返し受け取れるため、飲食費削減効果が継続的です。工場見学は無料で、びわ湖工場とつくば工場から選べ、経営陣との交流も魅力的です。
株主優待の取得時の注意点
株主優待を受け取るには、権利確定日(3月末や9月末など)の株主名簿に記載される必要があります。この日より2営業日前(権利付き最終日)までに買付を完了する必要があり、タイミングを逃すと年間の優待を逃すことになります。また、国家非課税制度(NISA)の一般枠で株主優待の対象企業を保有すれば、配当金に課税されず優待も受け取れるため、運用効率が高まります。
さらに注意したいのが、単元株数(100株や1,000株)に満たない「単元割れ」状態では優待権が発生しない点です。保有株数をこまめにチェックし、売却時に誤って単元割れを招かないようしましょう。
本記事で紹介した優待内容は、各社の最新IRに基づいていますが、優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。特に権利確定月の変更や優待内容の大幅な改定が行われる場合があります。
まとめ
旅行やレジャーを軸に、長期保有で優待が増える企業を10社厳選しました。航空券の割引から、クルーズ・テーマパーク、ホテル割引まで、実生活での旅行支出を大きく削減できる優待が揃っています。特に3年以上の継続保有により、優待枚数やポイント額が増える仕組みを持つ企業が多いため、「旅行が好き」「毎年のレジャー費を抑えたい」という投資家にとっては、長期的な家計管理のツールとして機能します。
ただし、株価変動リスクや企業の業績変化により、優待内容が見直される可能性も常にあります。投資は自己判断・自己責任が原則です。記事の内容を参考にしながらも、各社の最新情報を確認した上で、ご自身の投資判断を下してください。













