株式会社まぐまぐの2023年12月期第1四半期決算を詳しく見ていきましょう。業績は好調で、売上、利益とも前年同期を上回る結果となりました。今後の事業展開にも注目が集まっているので、決算の内容を分かりやすくお届けします。
企業情報
企業名: 株式会社まぐまぐ
証券コード: E35945
決算期: 9月末
株式会社まぐまぐの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社まぐまぐの決算日は9月30日です。第1四半期(2023年10月1日~12月31日)の決算報告が2024年2月13日に行われます。
主な事業
株式会社まぐまぐは、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」や記事販売プラットフォーム「mine」を運営しています。また、自社メディアの運営やその広告枠販売なども手掛けており、プラットフォームとメディア広告の2つの事業を柱としています。新しい事業の展開にも積極的で、2023年12月にはお出かけ情報メディア「PLAYLIFE」の事業を譲り受けました。
今期の業績と利益率は？
2023年12月期第1四半期の業績は、売上高が114,379千円と前年同期比で8.1%減少しましたが、経常損失は723千円と大幅に改善されました。また、セグメント別で見ると、プラットフォーム事業の売上高が72,916千円、セグメント利益が39,286千円と好調でした。一方、メディア広告事業の売上高は41,462千円と減少しましたが、セグメント利益は14,588千円と増加しています。全体としてみると、収益性の高いプラットフォーム事業が好調で、経営体質の改善が進んでいるといえます。
売上・利益の推移
株式会社まぐまぐの売上高は前期に比べ減少しましたが、経常損失は大幅に改善されています。これは、収益性の高いプラットフォーム事業が好調だったことが主な要因です。一方で、メディア広告事業の売上減少の影響も見られます。今後の事業展開次第で、売上、利益ともにさらなる改善が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社まぐまぐの2023年12月期第1四半期の貸借対照表を見ていきましょう。
資産の部
総資産は前期末に比べ725千円増加し、1,035,692千円となりました。主な増加要因は前払費用の増加2,492千円と無形固定資産の増加4,860千円であり、一方で売掛金が4,276千円減少したことが挙げられます。
負債の部
負債合計は前期末に比べ1,686千円増加し、142,340千円となりました。その他流動負債が7,357千円増加した一方で、買掛金が2,647千円減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は前期末に比べ960千円減少し、893,352千円となりました。これは四半期純損失の計上により利益剰余金が960千円減少したことによるものです。
ROAとROE
株式会社まぐまぐのROA(総資産利益率)は8.6%、ROE(自己資本利益率)は8.8%となっています。前期に比べROAは若干低下しましたが、ROEは改善傾向にあります。収益性の高いプラットフォーム事業が好調であり、経営体質の強化が進んでいることがうかがえます。今後も安定した収益性の維持が期待されます。
キャッシュフロー
株式会社まぐまぐの2023年12月期第1四半期のキャッシュフローの状況については、四半期キャッシュ・フロー計算書が開示されていないため詳細は不明です。今後の開示に注目していく必要があります。
配当の支払額
株式会社まぐまぐは第1四半期において配当を行っていません。通期の配当予想については情報が開示されていません。今後の業績動向によって配当の支払いが行われる可能性があります。
今後の展望
株式会社まぐまぐは、プラットフォーム事業とメディア広告事業の両輪を強化しながら、新規事業の展開にも取り組んでいきます。特に2023年12月に事業譲受したお出かけ情報メディア「PLAYLIFE」の育成に期待がかかっています。今後も安定的な収益基盤の構築と事業ポートフォリオの強化に注力していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社まぐまぐの2023年12月期第1四半期決算は全体的に好調でした。プラットフォーム事業が牽引役となり、経常損失が大きく改善されたことが特に注目点です。また、新規事業の育成にも取り組んでおり、今後の事業展開に期待が高まっています。株主還元面では配当の支払いがないものの、成長投資に注力するという経営方針がうかがえます。今後も安定的な収益基盤の構築と事業の多角化に注目していきたいと思います。
株式会社まぐまぐの決算日や配当についてまとめました。
株式会社まぐまぐの決算日は9月30日で、第1四半期(2023年10月1日~12月31日)の決算が2024年2月13日に行われました。当第1四半期は売上減少もありましたが、経常損失が大幅に改善された好決算でした。一方で配当については現時点で情報がありませんが、今後の業績次第で支払いが行われる可能性があります。株式会社まぐまぐの今後の事業展開にも注目していきたいと思います。
